赤ちゃんの口呼吸が気になった時にすべき3つのこと

赤ちゃんがポカーンとお口を開けていると、不安になるママ・パパも多いかもしれません。
 
口呼吸は、口内やのどが乾燥して、唾液の抗菌機能が働かなくなるので、むし歯やカゼなどにかかりやすくなります。
 
また、歯並びが悪くなることもあるので、早めに治したいですね。
 
実は赤ちゃんが口呼吸になってしまう理由があるんです。
 
その理由を知って、赤ちゃんが鼻呼吸しやすいように導いてあげましょう。
 

口呼吸か鼻呼吸か 確認する方法

ふだんポカンと口を開けているなら、口呼吸の可能性が大きいです。
また口を閉じさせ1分間鼻呼吸させて、息が苦しそうだったら口呼吸を疑いましょう。
1番手軽な方法は、赤ちゃんの鼻の下にティッシュをかざして、ヒラヒラと動くようであれば鼻呼吸ができている証拠でもあります。
 

口呼吸の6つのデメリット

・ウイルスが入りやすい

鼻呼吸だと、鼻の内部に粘膜があるので、細菌やウイルス、ホコリなどが入らないようフィルターのような役割があります。
しかし口呼吸の場合は、直接外気が肺に取り込まれるので、有害な物質を直接吸い込んでしまう可能性が高いです。
その結果、様々な病原菌の感染や風邪のリスクが高まります。
 

・口や喉が乾燥する

鼻呼吸の場合、外気が鼻腔を通るときに、湿度を含ませて喉に送られるので、喉や気管支への負担を軽くします。

しかし、口呼吸だと外気が冷たく乾燥したまま喉に到達するので、リンパ組織を損傷し、口内炎や扁桃腺炎になるリスクも高まります。

 

・虫歯になりやすい

口呼吸をすると口の中が乾燥し、唾液の量が少なくなるので、菌が増殖しやすくなります。
(唾液には溶けた歯を修復する働きや、汚れを洗い流す役割があります。)
 

・出っ歯になりやすい

通常、舌は上あごに吸い付いた形でしまわれています。ところが口呼吸をすると、舌の位置が下がるため、口の中のスペースが狭くなります。
本来、舌で口腔スペースを押し広げ、アゴの大きさが広がるのですが、舌が下がっていると、それができなくなるため、歯の並ぶスペースがなくなってしまうんですね。
そして歯並びが悪くなってしまいます。
 

・たるんだ顔になりやすい

口呼吸している子は顔まわりの筋肉を使っていないので、たるんでしまいます。
顔つきとしては、二重あごやしゃくれアゴになりやすい特徴もあります。
 

・いびきや睡眠時無呼吸症候群のリスク

口呼吸をすると舌の位置が下がり、気道をふさいでしまうので、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因になってしまいます。
 
 

口呼吸になってしまう5つの原因

赤ちゃんの口呼吸は、癖ではなく、ほとんどが口や鼻に原因があります。

1.鼻や咽頭に疾患がある

鼻炎などで鼻が詰まっていると、鼻からの息ができないために口から呼吸をするようになり、口を開けることになります。鼻づまりを防いであげましょう。
 
鼻水の吸引方法についてはこちらの記事がおすすめです。
赤ちゃんの鼻水吸引、正しい対処方法は?
 

2.舌の位置が下がっている

姿勢が悪かったり、授乳時浅飲みしたりすると、舌の位置が下がりやすくなります。

舌の位置が下がると気道がふさがるので、結果的に口呼吸になってしまいます。
 

3.口を閉じる力(口唇閉鎖力)が弱い

授乳時に深く乳頭をくわえていたかや、離乳食で上唇をしっかり使えているかなどが口を閉じる力に関係します。
また、ズリバイやハイハイを十分せずに立ってしまった子も、顔周りの筋肉が発達せず口唇閉鎖力が低くなります。
 

4.アデノイドの肥大

鼻とのどの境目にアデノイドという部分があります。
ここが肥大すると、鼻からの息では足りなくなって、自然に口を開けてしまうことになります。
 
アデノイド肥大の場合、寝ているときも起きているときも口を開けていることが多いです。
また寝ているときはアデノイドが気道の方に落ち込むため、いびきをかくことが特徴です。
 

5.口の中の炎症

口内に炎症やできものがあると、その刺激で口を開けていることがあります。
この場合はよだれが多いのが特徴です。
 
 

鼻呼吸にシフトする3つの対策

・抱っこ紐を見直そう

抱っこ紐の使用中、赤ちゃんの唇が閉じているか確認しましょう。

フードのものだと、赤ちゃんの頭が後ろにいき、アゴが上がって、口が開いてしまう可能性が高いです。

すると、自然と口呼吸をしやすくなるので、口が閉じているか確認しましょう。

 

・授乳方法を見直そう

乳幼児期に正しい方法で母乳をあげることで、赤ちゃんの舌の位置が正常になります。
 
乳房だけ、チュッチュと吸う浅飲みの状態は、乳房が噛まれやすく、さらに舌の位置が下がります。ママの痛み軽減のためにも、深飲みがおすすめです。
 
口が完全に塞がれるので、鼻呼吸も上手にできるようになります。
また深飲みさせると、口内の空間も広がり、将来歯が並びやすくなります

 

詳しい授乳方法はこちらの記事を参考にしてください。
授乳で噛まれて痛い!正しいラッチオンで解決

・ズリバイやハイハイをしっかりさせよう

首回りの筋肉や体幹は正常な呼吸に大切です。
うつ伏せの状態から頭を持ち上げることで、首の筋肉や肩の筋肉が鍛えられるようになり、口唇閉鎖に繋がります。
 
なかなか、ズリバイやハイハイをしない時は遊びを取り入れましょう。
 
【ズリバイ・ハイハイを促す遊び】
大人用の厚い掛布団を二つ折りにしたものを3つほど積み上げて、柔らかい布団の山を作り、その上に子どもを乗せて、布団の山の下から呼びかけます。
 
すると、子どもは柔らかくて進みにくい布団の上をハイハイできるので、楽しくトレーニングできます。
 

まとめ

口呼吸にはデメリットが多く、疾患の原因にもなります。
歯並びや顔つきにも影響するので、気づいたら、早めに鼻呼吸にシフトしましょう。
 
また口呼吸が治らないようでしたら、歯科や耳鼻咽喉科に相談し、適切な治療を行いましょう。

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